<物語の阿野全成>
●平治物語(1246)阿野全成没後43年
●平家物語(1240)阿野全成没後37年
●源平盛衰記(1240年以後)阿野全成没後37年
●義経記(1338年以後)阿野全成没後135年
<歴史書の阿野全成>
●吾妻鏡(1304) 阿野全成没後約100年編纂
● ⇒北条礼賛の記事になっている、記述の矛盾あり
●尊卑分脈(1395)阿野全成没後約200年編纂
「義円(乙若丸)の記述が混乱した形跡あり」
<論文>
『尊卑分脈』近似室町後期写清和源氏系図について
佐々木紀一 著 · 2017
<さとし私見大事なこと>
物語のほうが先に成立しています。
それでも没後50年近くの年月がたっています。
有名な吾妻鏡はほぼ100年後で、
系譜で有名な尊卑分脈は200年後、
物語を下敷きにしている可能性もあります。
物語には醍醐寺で修業し、悪禅師とよばれた以上のことは書いておりません。
彼の歴史が曲筆されている可能性が高いです。